WiMaxを解約して楽天モバイルにしてみた


 11年間に渡って大手プロバイダGMOとくとくBB(以下GMO)のWiMaxを使ってきました。特に不満はなかったのですが、月額料金がちょっと高いかな、とは思っていました。5Gに切り替えろとのDMが来るのが鬱陶しかったですね。

 色々選択肢はありましたが検討した結果、楽天モバイルさんにしました。キャンペーンでルータが¥1だったのと、無制限の楽天最強プランで¥3,000チョイなら悪くない。カバーエリアも東京都区部なら問題ないだろうし、通話で使うわけではないので代替通信手段としては有効だと思いました。

 一つ問題になるなぁと思ったのがWiMaxの解約違約金です。電気通信事業法が改正された2022年7月1日以前に契約しているので契約月の解約でなければ違約金の支払い義務が発生するのですが、「自動更新」の際に解約違約金について「一切説明が無かった」事は問題になります。総務省の見解として「特に、利用者が認識しないまま電気通信役務等の契約が継続する『解約の誤認』や『解約忘れ』が生じないようにすることは極めて重要である。電気通信役務の契約は継続的契約であり、また、通信料金がサービスの対価である以上、電気通信事業者は、当然の責務として、契約期間中は常に利用者に配意し、こうしたことが生じないよう適切に対処する必要がある。具体的には、電気通信事業者等においては、契約時や解約時に丁寧な説明をすることに加え、それぞれのサービス提供形態等を踏まえ、実施可能かつ効果的な措置を講ずることが望ましい」とされています。加えてGMOはWebメールを「一定期間後削除」するため後日確認が取れません。サポートに電話を掛けたら「解約違約金はお支払い頂きます」の一点張りでした。では電気通信事業法改正後の契約についてはどうなのか訊ねたところ「解約違約金は発生しません」とのこと。「長期継続利用者に違約金を請求して短期利用者に請求しないのは不当である。依って私は支払いません」と通告して電話を切りました。

 まぁ、そんなフザけた連中の事は別にどうでもいいので、楽天モバイルに話を戻します。年の瀬に契約したのでルータがいつ届くかなぁと思っていたのですが、速やかに対応して頂きました。

 届いたルータはこんな感じです。

 …デザインはイマイチですね笑 注意が必要なのはUSB電源アダプタやUSB Type-Cケーブルが付属していない為、自前で用意する必要があります。クレードルはフリマで格安で入手できました。USBケーブルは100均のもので充分です。

 電源投入。ロゴマークが表示されますが、なんといいますか()

 立ち上がるのに割と時間がかかる印象です。電波の入り具合だけが気掛かりでしたが、アンテナもフルで立ちましたので問題ないですね。楽天回線の整備されているエリアはそれを使用し、それ以外はローミング網を利用するという形式を採用しているのでその分4Gの使用料は安価で抑えられているのだと思います。楽天モバイル単体でアンテナを整備し切るのはまだ難しいでしょうからね。ところで先に述べた東京都区部は5Gカバーエリアなのに4Gアンテナということは私の住区までは行き届いていないということなのでしょうか…orz

 さて、肝心のWi-Fi通信品質はと言いますと、正直なところWiMaxよりは若干不安定です。ルータの電波強度に物足りなさを感じますね。この距離でこんな弱くなっちゃうの?って感じでWi-Fiが不安定になりスマホがDOCOMO回線に切り替わることしばしばです。切れたと思ったら再度確立を繰り返す感じでしょうか。但しこれは楽天側の回線の問題というよりは濫立するWi-Fiルータによる電波干渉のような気もしなくはないです。データ通信でこんな感じなので「まだ」通話品質は心許ないという気がします。

 Wi-Fi接続で動画を視聴すると稀に読み込みエラーになったりしますが、概ね視聴はできます。使い続けていますが別段支障はありません。まぁ当然ですが。カバーエリアにまだ問題解消の余地が残されているので、新規お申し込みの際は留意する必要があるように感じました。それでも加入者は増えていますので、これからのサービスといったところですね。

 さて、解約したGMOですが、年明け早々に封筒が一通届きました。私は契約中婚姻による氏名変更をしているため、その旨届出は済ませているのですが、なぜか宛名が旧姓のままです。解約した手前私からGMOに用は何もないので、何かあるとしたら解約違約金絡みでしょうね。そう推察されるので、私は解約時に解約違約金は払わないと伝えてあるため、そのまま封筒を開封せず、受取拒否と記入した付箋を貼付して投函しました。「左記の人物はこの住所に居住しておりません。ご確認下さい」と書き添えました。

 それから一か月以上が経過した3月のとある日、再びGMOから次のような封筒が届きました。

 このオレンジ色の封筒が意味するところは「最後通告」です。郵便物の基礎知識として私は知っていましたが、ご存知ない方もいらっしゃると思います。警告の意味合いを持つ色の封書です。古くは年金の督促状ですね。未払いが続くと封書の色が変わります。最終的には赤系の色の封書になり、それ以上は送られてきません。その封書を放置すると、請求主の代わりに法的な執行が為されます。未払金が債権となり、最悪の場合封書の受取人の資産が差し押さえられます。そのような意味合いをこの色は持ちます。

 そして封書の裏面にはこのような記載がありました。

「万が一、この郵便物が宛名の方以外に届いた場合は、お手数ですが開封せずに宛名面の余白に「誤配」と大きく記入し、お近くの郵便ポストに投函してくださいますようお願い申しあげます」

 記載の通り、住所は間違いないのですが私宛の郵便物ではないので、これも錯誤があるのは承知の上で指示通りに記入して投函しました。その結果何が起こったか。手渡しによる再配達がなされました。同時に配達員の方から「この度は申し訳ありません」と謝罪を受けました。誤配とは「郵便配達員が誤って間違った住所に郵便物を届ける事」を指します。その為正しい住所に再配達されたのです。これはGMOのミスです。誤配の意味すら理解せずにそのような行動を指示したのです。私は当然知っていましたが、敢えて「送付元の指示通り」行動しただけです。非常に重要な封書であることも理解していましたので。郵便配達員の方もこの封書が「非常に重要な意味合いを持つ」ことを当然知っていますので、そのような行動をされたというだけです。なので受け取る際に「わざわざご丁寧にありがとうございます」と申し添えました。

 後はGMOを問い質せばいいだけ、といいますか、当然問い質します。GMOの電話窓口はナビダイヤルです。通常の電話より高額な通話料金が発生しますが、これは抗議しなければならないと思いましたので躊躇なく電話を掛けました。全く繋がりませんでしたが、ずーっと待ちました。30分以上待ったでしょうか、漸く繋がったので、オペレーターに詰問しました。

 この封書は何だと。このような重要な意味合いを持つ封書を、宛名を誤ったまま送り付けるのはどういう意図があっての事かと。そしてこの封書に記載のある通り対応して、郵便配達員の方に多大な迷惑をかけたことについて貴社の見解を問うと。

 オペレーターは上手に答えられなかったですね。まあそりゃそうです。末端のコールセンター業務に携わる方がそのような知識を持っている筈がないですから。おまけとして、私は開封していないがこの封書の中身の内容を理解している。私が解約時に支払わないと伝えた解約違約金の請求に関する書類だと推察するが、何の法的根拠を基にこのような行為に及ぶのかと。電通法はこのような高額な違約金をガイドライン違反としています。所謂グレーゾーンですね。契約上、つまり民法的には有効足り得るかもしれないが改正電通法の趣旨に著しく反する行為だと。しかも契約者ではない氏名宛に送付している、何の意図があってそうしているのかと。これは脅迫であると。

 オペレーターの方の声色がどんどん弱まっていきます。当然ですね。改正後に契約が自動更新になっているが、改正電通法の趣旨をいくらかでも汲んだのかと。そして契約が更新される以上利用規約の提示が必要だが私はそれを確認も承諾もしてもいないし、今確認しようと思っても貴社のWebメールの運用に依ってサーバー上に残っていないから確認のしようもないと。規約に同意して初めて契約の自動更新が有効となる筈だが貴社はそれすら怠っていると。様々な方面に多大な迷惑を掛けた上でどの面下げてこのような封書を送付しているのかと。

 ホントに迷惑この上ないです。私はこのような趣旨の封書を以後一切送付するな、と伝えました。もう私と貴社との契約は終了しているので、二度と郵便物を送付するなと。そして私がこの抗議をするにあたってコストが幾ら掛かっているかと、それを返金せよと伝えました。

 GMOは了承しましたと伝えてきました。ではこの会話の趣旨を要約して文書として社判を押したものを送付せよと要求しました。それは出来ない、ならば貴方の署名若しくは押印で結構です、それも出来ない、間違いなく貴社の発行した文書であると証明できるものとして、私はGMOのドメインからメールによる回答を要求しました。確認します、といってオペレーターは中座し、了解の旨返答があったので、私はメールを待つことにしました。

 後日、GMOからメールが届きました。会話の内容が網羅され、契約解除料に関して請求の取り下げを手配する旨記述され、今後の業務改善を約束するものでしたので、私は了解しました。返信こそしませんがね。する必要もないですし、公的な文書ですのでね。もちろん公開することはありません。秘匿の必要性を感じますので。

 ちなみに、オレンジ色の封書の中身はこのようなものでした。私の想像通りの代物です。

 悪質極まりないのは解約違約金とも契約解除料とも記載せず、サービスご利用代金として請求しているところですね。私は月額利用料金は漏れなく支払っていますので。まあ、長期契約利用者を小馬鹿にした内容です。

 長くなりましたが、このようなプロセスを経て私はWiMaxから楽天モバイルへの移行を終えました。解約違約金を科されている方の参考になるかは解りかねますが、世の中にはこういう人も居るのだという認識、その程度が妥当でしょうか。色々な諸条件が揃っていましたのでこのような対応を取らせていただいたわけですが、そうではない方も数多くいらっしゃると思いますので。一つ言えるとすれば、法的には何も間違っていないということですかね。

 最後に、楽天モバイルのルータに関する注意点を挙げます。このルータ、よく出来てるのかどうか解りかねますが、ずっと充電を続けていると充電ケーブルが挿さっているにもかかわらず充電が停止し、放電を開始するところですね。過充電保護機能が備わっています。ですので、さあ、今日はルータを持ち出そうとすると、50%くらいしか充電されていない事がしばしばあります。フル充電で12時間くらいは軽く持ちますが、私のように休みの日に充電台に挿しっぱなしの方は注意が必要ですね。それくらいですか。

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