東京都という地方公共団体の”脱税”


 東京都は日本の都道府県という地方公共団体の一つで、所謂地方自治体であり、徴税権を持ちます。私はそこに暮らしてもう30年になります。

 ここに2枚の税金の納付書があります。今年度の区民税・都民税・森林環境税で、私は4回の分納を選択しあと2回残っています。

 先に東京都が2002年度からずっと消費税を未納していたというニュースが流れました。国税局に指摘されて気付いて、2018年からの7年間分約1億3642万円を納付したということなんですがね。未納っていうのは納めるべき税金・料金などをまだ納めていない状態のことを言うのであって、納めるべきかどうかを指摘されるまで認識しなかったのは、一般的には脱税です。私たちは源泉徴収乃至は確定申告によって納税する義務を負いますが、払うべきものを払ってなければそれは脱税と呼ばれますよね。

 東京都は2002年から2017年分の消費税に関しては時効だという認識です。まあ確かに税の納付は7年が時効です。では時効相当の東京都が得た消費税額分はどこにいったんですかね。消えてなくなったわけじゃないでしょ(笑)

 初めに東京都は徴税権を持つと書きました。それはホントその通りで、税金を集め予算を組み執行する立場です、地方公共団体というのは。私は今年度の地方税について4回の分納を選択したんですが、6月末でしたかそのことを失念して1回目の納期を過ぎてしまいました。納期限外の納付書って取り扱ってもらえないんですよね。まぁどうせまた送ってくるんだろうなくらいに思ってたんですがね。

 来たのは督促状です。まあね、税金の未納ですから、払わないと資産差押えになるよという意味ですね。そんなこと言っても納付書で払えないんだからしようがないじゃん。妻にメッチャ怒られましたわ「何やってんのアンタ」ってね。

 徴税権を持つ、払わなきゃ資産を差押える立場の地方公共団体が税金の納付を免れるなんて、そんなことあっていいんですかねえ。許されるんですかそれ。

 私は居住する自治体に電話して「この納付書の東京都分払いたくないんだけどどうしたらいいっすか」と尋ねました。脱税する自治体に納税する馬鹿どこにいんのって。そしたら担当者は「その事実を知らない」って言うんですね。へぇ。まあ確かに、大したニュースにもなってないし、支払い義務のある7年分は納めてそれで終いですからね。ニュースにしたところで16年間分の支払いがゾンビのように復活するわけでもないですし。私がン万円の都税を払ったところで、都が億単位の税金ちょろまかしてたら意味ないじゃん、そんな自治体に払うワケないよねって伝えました。

 そしたらその担当者は「納付方法はそういう仕組みになっているのでそれだけです」って言うんです。はぁ。それじゃ払えませんね、しようがないですよねと伝えたんですが、そしたら「また督促状が行くことになります」なんだそうです。控えめに言ってフザケてますよね、コイツら(笑)

 メールフォームから言いたいことは伝えたのですがね。返事はまだありません。まぁ来るわけないか( ´∀` )

 この件については山田麻美都議(都民ファ)と佐藤沙織里都議(無所属)が議会で追及されているようなので情報を追っていきますかね。第3期の納期限まではまだ日があるので。

2025/10/23 4:20 追記

 佐藤沙織里都議のXアカウントでこの動画がシェアされていました。東京都の脱税という事実そのままを伝えていると思います。マスメディアはなぜこの事件を扱わないのか理解に苦しみますね( ´∀` )もう取材能力を失っているとしか思えません、いや喪失してるんでしょうね( ´∀` )


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