ラジオで熊出没の問題を語るナンセンス


 仕事中は常にカーラジオを掛けているのだが、今日耳を疑うようなトークを耳にした。誰が、とは敢えて言わないけれど、言いたくもないけれど、聴取していたのはTOKYO FMです。お昼休みを終えて午後一の仕事中にこんな事を仰っていたのを耳にして、咄嗟に車を左に寄せて停車し「その真意を確認しよう」と思いました。これ全国ネットなんですかね、興味もありませんが。

 「熊が人を襲うのはいけない事」「熊ってなんとなく可愛く見えるんだよね、森のくまさん」「人口が減っていくから早ければ早いほどいい。今やらなければいけない」

 微かに震えを感じたのはアイドリングの振動だったのだろうか。

 私は揚げ足を取るのは好きじゃないし、炎上とか興味すらないのだけれど、この方は電波に乗せて何を馬鹿なことを喋ってるんだろう、としか思わなかった。果たして熊が人を襲うのは「いけない事」なんだろうか。熊が動物の本能のまま行動しているだけじゃないのか。いけない事だから、たとえ可愛く見えようが「今やらなければいけない」んだろうか。何をやるのかなぜ言わないのか。駆除とかいうワードが飛び交っているが、ゴキブリやシロアリじゃあるまいし、射殺とハッキリ言えないのなら、それをやるだのやるなだの言わない方がいい。残酷なことを口にできないし、どうせ誰かがやってくれるんだろう、するつもりもない、のなら触れない方がいい。やらざるを得ない方の判断に任せればいい。猟友会の方は猟銃を撃って楽しんでいるとでも思っているのか。

 そういうことをけしかける方はどこの田舎に住んでいるのか。住んだことがあるのか。田舎の街でどれだけ山林があるのか、それがどれだけ住居の近くにあるのか自分の目で確かめたのか。

 無知は罪なり。即ラジオなんか消しました。くだらねえ。


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