爪根脱臼て何w – ルポルタージュ

 怪我の程度の話。

 爪根は「そうこん」て読みます。その脱臼。スライドドアでバン!と挟んだんやが、結果的には爪の根っこが皮膚を突き破り露出しました。いや書いてるだけで痛い。

 初めはドアで挟んで肉に食い込んだ思ったんやわ。パックリ、みたいな。てか最初から露出してればもっと早く大騒ぎしてたやろな…初めはそうでも無かった。

 挟んで「いってぇー!」てだけ。それが徐々に血が滲んできて、その血をタオルで拭いてたんやが、どこかでクパッと裂けたんやろな。多分やけど、物凄い圧がグイッって掛かって皮膚の張力で持ち堪えたのが少しずつ破綻していく感じ。そうすると当然出血が止まらん。あー、これマズイな。絆創膏あるから巻くか、て感じで巻いてた下からドクドク溢れてくる感じ。も一つ巻こか…全然止まらん。テーピングテープあっからそれで上から更に巻いてまえ。最初の関節から指先まで4分の3ほどぐるぐる巻きにして止めたんやが、その巻いた先から血が滲むと。

 マズイわこれ。

 そこで応急処置を「諦め」方々に電話。仕事はツーマンやったんで全部お願いして。ルートに大きめの病院あるくらいやからそこでも駆け込もうかと。別に歩けるし、アレやったらタクシーでええし。大事にしたないし。119掛けて「病院紹介して」と。番号貰って掛けたんやが「それウチ診れません」診れませんて何や。

 病院のアテが付かんので観念して救急要請。ここで怪我から20分くらい経ってたんかな。仕事早退にして車降ろして貰って。うんたら病院の前で立ってますスンマセーン、て感じで。まあ直ぐ来てくれたんやが乗ってからがダルい。

 仕事中のやし労災扱いで、救急に告げたんやがコレ面倒臭いんよ。先ず隊員さんお巡り手配したわ。あと今日何月何日、此処何処、名前は、何月何日生まれ、今何時何分みたいな質問何回訊かれたか。その間隊員さんはずーっと搬送受入れ要請も全然決まらんし。決して病院の無いトコやないんやが。

 初めに掛けてた電話で云われた「形成外科の有るトコ」てのは伝えたけど。綺麗に治らんくなるから、とか。

 何だかんだで1時間ソコおったわ。12キロ離れた病院へ。20分位で着いたんかな。

 怪我の具合診て貰って先ず云われたのが「コレウチじゃないです」(笑)いや救急外来やろ。「爪根脱臼しかも開放骨折なんで整形なんすよ」と。そんなん知らんわ(笑)コレどーするみたいノリで打ち合わせ始まる(笑)ちゃんと洗わないとなんないよね、でも設備ないし、お皿で受けて吸引すればいいんじゃない…延々と。

 なんか疲れてきて面倒臭くなってきたトコに治療の説明始まる(笑)時代背景なんか知らんが早よやって好きにしてもう(笑)

 先ず丁寧に洗浄しないと菌が入って下手すっと骨髄炎起こすと。その上で外れた爪を嵌めますそうすると出血は止まるから。多分下の骨も折れてる思うけどウチ形成なんで出来ないんで何もしませんと。それでいいですかて知らんて任すから早よやって(笑)じゃ先ずレントゲン撮りますね(笑)

 写真撮り終えて麻酔打ってようやく開始。処置は30~40分くらいかな。終わったら「紹介状書くんでお住いの近くの整形あるトコ教えてくれませんか」明日ソコ行ってちゃんとやって貰ってと。

 あと逐一「解ってる思いますけど自費診療になります」と。それも何回云われたか。要は手持ち有るかと。そんなん外仕事で大金持ち歩かんわカード使えるんやろと。

 痛み止め出しといて、とは十数回云うたかな(笑)痛い云うよりずーっと痺れてる感じ。抗生剤も出て6万近く。ソコからタクシーで勤務地戻って自分の車出して運転して帰りましたわ。めっちゃ痛かったけど何か鎮痛薬飲む気にはならんかったな。

 翌日近所では一番の大学病院へ。兎に角手続きがダルいんやが何とか診察までありついて。ソコで昨日の処置を確認。カルスタットで被覆してアルフェンスシーネ添えて固定されてました。カルスタット剥がすのがめっちゃ痛かった…

 整復後なんで爪は収まっとるが。何やかんや云うてもちゃんとした応急処置やったみたいです。(了)


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