長年パソコンを使っていると、毎日大量のメールが送られてきます。私はWindows純正のメールソフトを使っているのですが、通常のメールと迷惑メールを“ある程度”ではありますが適当に振り分けてくれるので、重宝しています。
ある日、迷惑メールに振り分けられた一通のメールの中にこんなものがありました。
普段Amazonを利用しているユーザーからしたらちょっとドキッとする内容に見えなくもないですが、これは典型的なフィッシングメール、いわゆる詐欺メールです。
一目見れば判ります。差出人「アマゾン」のメールアドレスが、Amazonから送られてきたものではないからです。このフィッシングメールでは、”amzon-cojp@v9612.cn”となっていますが、正式なAmazonからのメールであれば、@の後、いわゆるドメインが”Amazon.co.jp”でなければなりません。
この「アカウント検証」というリンクをクリックしてしまうと、アマゾンのアカウント情報が抜き取られてしまう可能性が高いです。ターゲットはパスワードです。これさえ手にしてしまえば、他人のアカウントで勝手に買い物ができてしまうのです。そして、買ったものを換金して、みたいな流れなんだと思います。まあ、あまりにも馬鹿馬鹿しいフィッシングメールなので、クリックする気にもなりませんが。
それにしても、酷いメールです。なにより日本語が拙いです。翻訳アプリを使ったのか、自身の知りうる限りの日本語を駆使して書いたのか知りませんが、哀れにすら思えてきます。しかし、注意して読まないと慌ててクリックしてしまいかねないレベルともいえます。
だから、フィッシングメールかそうでないかを見分けるポイントは、差出人のメールアドレスです。このドメインが正式なものでなければ、それらはすべて詐欺メールだと思って間違いないです。しかし、Gmailのように差出人のメールアドレスが表示されないアプリを使っているかたも多いと思います。そんな場合にどう対処するか。
スマホのメールアドレスでお買い物をしないこと、これに尽きます。多少面倒ですが、ネットショップを利用する際は、メールアドレスを別に用意しましょう。差出人が確認できるメールアプリを使ってお買い物をする、これが唯一の防衛手段です。
まあ、迷惑メールに振り分けられたメールのリンクをクリックしない、というのも防衛手段ともいえなくもないのですが。メールアプリを100%信用してはなりません。悪質な犯罪者集団はそういうフィルターをすり抜けようと日々切磋琢磨していると思ったほうがいいです。
これがアマゾンだからまだいいものの、といったらアマゾンに怒られるかもしれませんが、インターネットバンキングだったりしたら大変です。あなたの財産はあなた自身でしか守れません。だからネット銀行のメールアドレスもGmailは使わないほうがいいです。今時はなんでもスマホでできちゃいますからね、ついスマホのメールアドレスでいいや、と思ってしまうのかもしれませんが。私はおススメしません。
多少面倒でも、メールアドレスを別に用意して、便利なネットショッピング、インターネットバンキングを利用しましょう。なお、念の為、ウイルス対策ソフトはインストールしておいたほうがいいです。
おススメはなんといっても売上No.1のウイルスバスタークラウド。インターネットバンキングやネットショッピングなどのなんらかの決済が発生するサイトにアクセスすると、自動的に決済保護ブラウザで保護されたウィンドウが立ち上がり、安心してそれらのサービスを利用することができます。ウイルス保護もクラウドでやってくれるので、ウイルス対策ソフトにありがちな処理速度の低下もほとんどありません。私も快適に利用させてもらっています。
インストールしておくとなにより安心感が半端ないです。ウイルス対策ソフトをどれにしようかな、と悩まれているかたにはこのソフトを強く推奨します。上記の公式ショップでダウンロード版を定価より30%以上お安く購入できますよ。それでは。