NECのSpeed Wi-Fi NEXT WX06をお使いのWiMAXユーザーさんってまだ結構いらっしゃると思うんですが、WX05から機種変更したときにWX06の専用クレードルが手に入らなかった方が相当数いらっしゃると推察します。あの頃、コロナ禍というのもあってか、品薄状態だったんですよね。でも、クレードルが有ると無いとじゃ宅内の電波状況が格段に違います。
それで、押し入れに眠っていませんか?WX05のクレードル。
実はWX06とWX05の本体サイズはタテ、ヨコ、厚さがまったく同じで、形状が少し違うだけなんですよね。WX06のほうが四隅が角ばってます。ですのでこのWX05のクレードル、ちょっと削ればWX06も挿せるんじゃないの?と思ったわけです。
それで、削ってみました。必要なモノは三角ヤスリのみ。100均で入手できます。
この写真の左側の2本セットのモノです。丸型ヤスリも平型ヤスリもまったく役に立ちませんのでご注意ください。では、さっそく削ってみます。左前面の角から。
こんな感じでみるみる削れていきます。とはいっても結構力を入れないと削れてくれません。片側の角を平らにするのに1時間強かかりました。かなり根気のいる作業ですので、休み休み削っていくほうがいいかもしれません。
前面の角を削り落としました。ここで注意してもらいたいのが、WX06はこっそりマイナーチェンジをしていまして、前期型はもう少しえぐるようにけずらなければなりませんが、後期型はこれで充分です。ルーター本体を見てもらえば判ると思います。前期型は縁どられていて少し出っ張りがあります。それに対して後期型は真っ平な形状です。
前期型はルーター本体の形状に合わせて、三角ヤスリでえぐるように削っていきます。穴が開いてきますが、まったく支障はありませんのでご安心ください。ルーターを挿してみて形が合うようなら、そこで止めてください。同じ要領で左右削ります。
そしてルーター背面の角に当たる部分を削っていきます。これが結構根気と力が要ります。角ばっているのを、丸みを帯びるまで削ってください。三角ヤスリが人差し指に食い込んで痛いでしょうが、我慢してください。きわめて単調な作業になりますので、音楽とかラジオを流しながらの作業をおススメします。背面角の両側を削り落とすのに2時間かかりました。まあ、挿さったところで止めればいいんですが、私はWX06の実機が届く前に作業を始めたので、これだけ時間がかかりました。
そしてようやく機種変更したSpeed Wi-Fi NEXT WX06が届いたので、いざ挿入。
私は後期型が届いたので、前面角は削り過ぎという結果になりました。背面角も隙間ができるくらいです。まあ、一発で挿さったので良しとしましょう。
使用上注意する点は、WX06は5GHz帯が利用できるのですが、WX05は2.4GHz帯のみでしたので、クレードルも同様の仕様なんじゃないかという点です。ですのでクイック設定Webで、帯域設定を手動にして2.4GHzのみの利用に設定しておいたほうが無難だと思います。
Speed Wi-Fi NEXT WX06はバッテリーの持ちも良いし、隠れた名機だと思ってます。加えてこのクレードルがあれば一戸建てでもほぼ全域カバーできますので怖いものなしですよね。そろそろまた機種変更のお知らせが来る時節柄になってきましたけれど、私はもうしばらくこのWX06を使い続けたいと思っています。
フリマなどでも安価で出品されているので、WX06のクレードルが無くて不満のある方はチャレンジしてみてください。必要なものは100均の三角ヤスリのみです。WiMAXがより快適に利用できますよ。