薄遇のカオスにおける行動解析


 私の置かれている状況を解き解してみると、なぜそこまでするのか、の一言、この一言で済んでしまう。ともすれば、頭悪いんじゃない?夢見てんじゃない?裏になにかあるんじゃない?そう訝しがられかねない。特に、関係性の浅い人からは。私は他人に優しくないので、根っこはそうなので、いちいち全て説明しないし理解されたいとも思わないしそもそも誰かに受け入れられるなどと微塵も期待しないので、全てのその場をやり過ごすし適当に扱うし何なら忘却的な処理を施したりする。

 成果を認めてくれという欲求は誰にでもある。それは損得に直結する。但し評価システムが確立した上での話だろう。真っ当な組織ならば、構成員を序列化する必要に迫られ、それは管理下に置くことで機能し、更にその仕組みが自らの地位保全に有用性を持つのだが、自営業に毛が生えました程度の組織に於いては自らは絶対的であるし支配的である。それを妨げられることはほぼ無いので、虐げてはいない程度に扱えば十分で、その条件を維持しても見合う層は群がってくることを知っている。それは同類か若しくはシステムから脱落乃至は排除された層であり、なんなら評価という行為自体を否定すらしてくれる。そんな仕組みは意味を成さないし興味もないと、降格を経験したり閑職に身を置いた者は自ずとそう考えるので。

 ここまで読んで小難しい、又は何の話と感じた方はそっ閉じでいいです。

 さて、具体論。世の中に於いて一番厳しい条件は歩合制です。単価が設定されその条件でどれだけ成果を上げれば良いか、動けば動いただけならば案外容易いし、そこで動けない方はいずれ脱落します。そのような淘汰を経験すると、次は拘束された分を求めます。時給制とは合理的であり、成果の有無は関係ないので自ずと楽しようとします。結果的に無駄が発生するため、日当という概念に行きつきます。日当には強制力というメリットがありますし、時間という単位から免れられるので。日給月給という言葉がありますが、そのようにパッケージングできるわけです。そしてその名の通り月給制、年俸制となるのは成果達成の区切りの違いであり、継続性の違いでもあるわけです。

 そういう事を理解すると、例えば最低賃金を時給換算で提示する政府行政は途轍もなく頭が悪いか時給で働いた経験がないと判断出来たりするわけですがね( ´∀` )この話の本質からは外れるので止めます。

 話を戻し展開しますが、私は日当幾らという条件で働いています。業務的に平準化出来ればそうならないのかもですが、業務を設定する側が現場を知らないというのはそう珍しい話ではありません。よって業務量に格差が生まれ、差別化しなければ納得が得られないわけです。月に計何日、この業務で幾ら、この業務なので幾らという積み上げによって月額が決まり、それは当然ながら差別化されます。求人では日給何千円~何万何千円というように提示されます。少し逸れますが、私らは業務にあたりスマホ端末を持たされますが、それが業務端末であるなら処理したデータはサーバーに蓄積されDBを構成するので、業務評価において、例えばその業務にどれだけの取扱いがあったかなんてDBを逆引きすれば即座に特定できるわけです。システム技術者の存在意義はそこであり、もし実施していないなら恐るべきコストをかけてまでDB化する必要は皆無なんですがね( ´∀` )業務日報を書かせるのも本来そういう見える化が目的なんですが何もかもが嗚呼面倒( ´∀` )まあいいや、話を戻すとその仕事に応募しようと思うなら、大概はその格差の中間点辺りで報酬を計算すると思います。高い方だけで計算する方も低い方だけでする方も偏った思考力ですよね。そういう職場は偏りという不満を生まないように調整を図るものなので。

 ところがそういう平準化が上手く機能しないことがままあるんですね。体験に基づいて。この業務量でこの額という理解に落とし込む過程で、それを時給換算する方がいらっしゃるんですよ。それも結構な割合で。概念としてそういう設定ではないのでそれはホント困るんですが、人の思考を妨げることはできないので。ただし強ち間違ってもいません。最低賃金という概念で法の縛りを掛ける意義はそこにあり、それが10円単位で上がったとかニュースで流すことの意義もこういう所にあるのも確かなので。で、大概こう仰るんです。この業務割に合わないからやりたくない、と。業務量が多いから朝早かったり夜遅かったりするわけなんですが、拘束は短いに越したことはない、と。その方の脳内で細かく設定されていくわけです、これをこうしたから幾らという風に。それとあれを比較してこっちは割が良い、あっちは割が悪いと。その方の自由で勝手なんですがね。

 さて、そう言われた側はどうするか、なんですが、落としどころとして平準化を徹底する以外にないんですね。その理屈がどれだけ的外れであろうとも。皆やってるんだから受け入れてくれ、そう言うしかないですし、そんなの均等になんかなりませんよ、出面も微妙に違いますし、それでも何とか平たくなるように調整するわけです。ハッキリ言ってお前うるせーよ面倒臭ーよの世界なんですよね。黙らせる為に平準化に精力を注ぐんです、可能な限り。労働文化として公平、公正があるべき姿みたいなのが根底なんだと思うんですが。

 で、私の現場で現実として起こったのは、各々が好き勝手な主張をし、それを管理者が容認するという事態です。応募条件として日給幾らのアルバイト、週何日以上、みたいな緩い設定で募集を掛けているため、自ずとそうなるわけです。その主張を頭ごなしに否定すると皆去っていくんですね、目標設定値がそれぞれ違うので。兼業でされている方もいれば、年金の足しにみたいな方もいますから。非正規の下請けってまあそんなもんです。雇う側を信用していませんし、雇う側も当てにしていないので。結果として一週間、一ヶ月単位で埋まればいいし回ればいいってだけです。それを会社のそれなりの立場の方がされればまだ強制力とか持たせられるのかもしれませんが、それすら現場に放り投げるわけで。

 当初は微調整で済むんですが、そういうのが伝染するんですね、誰か一人でも認めちゃうと。シフト表の存在意義はココ、縦と横の比較が始まって他人の収入を計算しだすという、まあ自分のなんてしげしげと眺めたってしゃーないですから。要らんことに精を出すのが人間の性。そして、私も私もとなっていく。管理する側は面倒臭くなります。そもそも自分がすべきことなのかとか、自問自答、全部引き受ける流れが待っています。それって地獄ですよね、何もかも押し付けられて自分で賄うのは。だから今はやってやるが何れ誰かに押し付けるから、となるんです。致し方無いことだと思いますね。ところが上の方はそこにチェックを入れます。何やってんの、どうなってんのという具合に。ひいてはこいつ仕事出来ねえなと。いやぶん投げてんのアンタでしょって話なんですがね。

 下請けの構造として薄遇という前提があるので、厚遇ならまだ上を見る方もいるんですが、見返りがないなら楽な方へと物事は流れていきます。悪循環の極みですね。そして、そこにそういう構造を理解する私のような珍種がいると、こいつを利用してやろう、ってなります。被害者が加害者に転ずる瞬間を目の当たりにします。なので誰も私に表面上辛く当たる方はいません。手の内を見せるようなことは誰もしないんですね、普通は。そんな義理もないですしね。

 そこで私はこの事態をどう捉えるかという話になるんですが、日給でやる以上拘束されることに違いはないわけで、それが1時間2時間とか大した違いとは感じないんです。そんなどうにもならないものはどうでもよくて、実入りがいいならそっちを選びますっていう、それも一つの価値観ですし、日給月給なら選択の自由の範疇です。管理者にしてみれば、平準化を崩すきっかけの主張を補いかつ身代わりができるわけですから都合がいい、筈なんですが。

 そこにリスク管理とか違った概念が斜め上から放り込まれるわけですおっとっと( ´∀` )そうなるともうカオス( ´∀` )私が倒れたらどーすんのとか、んなの知らねーわって話なんですが、管理的立場としては包括的にあらゆる要素を勘案しなければならないとか始まっちゃうわけです。それはアンタの想像力妄想力の話でしょ、一言で終わる。被害者であり加害者でもある立場の方は実に奥行きの広い話をされるんですね。自分が一手に引き受けてしまった過去とかどうでもよくて、適当な未来像を語りだす、そんなの実現するんだったらとうにしてますよねとかもう何も響かない。なのでまあやりたいようにやってみりゃいーわと、黙って推移を眺めてたんですがね。

 結果として、人が逃げ出し始めました( ´∀` )勘のいい方はこういうのすぐ気づきますしね。もっともらしい不満だとか、体調不良を訴えたりだとか。採用された方も来なかったり連絡しても繋がらないとか。何もかもが虚飾に見える幻覚症状( ´∀` )崩壊の序曲ですね。こうなってくると下請けでやってる以上会社としての責任問題まで見えてきます。あと二週間もすれば12月、年末年始を控える中でこんな底辺の募集なんか誰も見向きもしませんし、ここで食い止めなければマジ終了( ´∀` )

 で、渋々管理者が現場に戻ってこざるを得ないというオチですわ( ´∀` )そんなのもうしゃーないの世界ですね。切り札切らざるを得ない。なので私は助け舟を出します。言われた通り何でもやりますのでそれなりの出面は確保してくださいね、と。管理者の負担は週一、二回程度に減ります。最悪フル稼働なので、まだマシレベル。

 これから寒くなりますから。色んな理由つけて穴開けてニヤついてるのとか出てきますからね。この程度で終わるわけがない。いや、済めばそれはそれで平和でいいですね、って話ですけどね。悪意とか妬みとか欲とか絡んでくるとマジカオス( ´∀` )どうなりますかね~


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