師走。


 分類すれば私はオールドファンになるのだろうけど、この時期のG1レースだけはずっと馴染めないでいる。有馬記念以外のレースに趣を感じないと言ったらいいだろうか。チャンピオンズCとかどうにも中京というローカル競馬場、裏開催の印象でしかないし、実はこのコースのレースをほぼほぼ買ったことがない。記憶にあるのはバンブーメモリーの高松宮杯くらい、あとダイタクヘリオスの時か、それも何を買ったか、獲ったか外したかも覚えてない。

 2歳のG1にしても朝日杯がいつの間にか阪神開催になっていたりすると何だ中山マイルに何か問題でもあんのか、ならレース組むなよ直線長ければいいってもんでもないっしょという感じだし、ジュベナイルフィリーズというレース名にしても何のレースだか判然としない印象だし、ホープフルSがG1ってのも違和感しかなくて、これ有馬の週のオープン特別でしょってだけで。

 若い頃に旅打ちというか、それは同伴させられた彼女(妻)にはあからさまだったのだろうけど、観光旅行のついで(あくまでついで)に競馬の日を設けるという姑息な手段で、色んな競馬場を訪れた。札幌、函館、新潟、福島、仁川、小倉、そして地元の競馬としての金沢、大井、川崎、浦和、府中、中山と。重賞レースがあるとかそういうのは抜きにして経験値上げるために、そして地元ではあわよくばプラスでという。

 どこに行っても、なるべく馬を観ようとパドックとスタンド前の往復、反復を繰り返した。横からは馬を見て良いとか良くないとか判るの、という素朴かつ痛烈な指摘を受けたけれど。なにもかもが判れば苦労しないし、判んない部分があるから競馬なので。それは何においてもそうだし。

 福島では宿泊したホテルのエレベーターで大川慶次郎さんとご一緒するという偶然もあった。握手を求めたら快く応じてくださり、その手はごつく分厚かった、です。ただケイシュウニュースは一度たりとも買ったことありません( ´∀` )

 JRAの競馬場で行ったことがないのが京都と中京なんですよね。京都も名古屋も行かなかったわけじゃないけれど、日程的に開催がなかった。生で観る競馬は馬との距離が近いし、ゴール板を駆け抜ける瞬間の迫力は映像では伝わらないものだし。北海道に行ったときはノーザンホースパークにも足を運び、体験乗馬で馬に乗るとはこういうことか、という貴重な経験もしましたね。目線の高さとか、調教を積まれた馬の賢さとか。

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 いつもの日曜日とは少し違っていて、持ち帰った仕事の雑用とか、年末調整の書類とかを片付けていた。年調っつったって、そもそも雇用くらいしか引かれてないし、申告は自分でやらなきゃだし、そうすると今のうちに領収書の類とか整理しといた方がいいんだろうなあ、まあ一事が万事そんな感じで、取り敢えず洗濯とかもしなきゃだし、ワークマンに買い物にも行きたいしと、休日の時間がどんどん消費されていく。

 週の初めは20℃近くあったのに、半ばから冷え込んできて10℃をやっと超えるくらい。寒いとか寒くないとか、そういう世界線で生きていないし。この時期になるとジョッキーのあの格好はさぞ寒いんだろうなとか、お馬さんはレースするにはいい季節なんだろうなとか。ただ師走の中山で馬券的に印象に残るものがない。とにかく僅差届かない印象、以前書きましたが有馬記念のレガシーワールドの単勝とか、スプリンターズSのリンドホシの複勝とか。

 年の瀬だしなんとなく落ち着かない感じだし、JRAの開催も有馬で終わった方がいいと思うけど。年の瀬にそんなギャンブルばかり設定しない方がね。JRAがやらなくとも他にいくらでもあるんだろうし。

 そんなことを思いながら、スマホでチャンピオンズCのパドックとレースを眺めてました。あの出来で失速するんだから、ナルカミにとって中京は鬼門なのかなあ。

 と書いて、ん?と思って日程を見返すと今年は有馬で締めのようで。良き良き(´∀`)


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