先週の天皇賞(秋)を踏まえて、「近代競馬」は一筋縄では行かないとつくづく痛感したのでメインレースまでの全レースを捨て、ずっと空模様と騎手のコース取りの選択を観察していました。考えに考え抜いた結果として、タバルはピンパーだからスローに落としてみよう、という選択だったのだろうという解釈です。馬場と脚質的にタバルを真っ先に切った私としては、ユタカがどう振舞おうとあまり影響しないだろうと思ったんですが、クリストフがギリギリまで動かなかったのが意外だったので。彼のお手馬ならまだ理解しますが、テン乗りで人気してアレやられちゃうと皆計算狂うよね。それだけマスカレードボールの能力を高く評価していないと出来ない芸当でした。素直になれよ( ´∀` )
終わってみれば全馬が「上がり33秒台以上」という「異常値」を極めたわけで。ユタカがタバルでレースメイクして33秒前半で上がるなんて誰も思わないすわ。ウッドチップコースの調教タイムなんてクソの役にも立たん( ´∀` )
それを踏まえ、ずっと雨降らないなぁと思いながら仕事してました。外仕事なので空模様は気になりますから。その記憶をハンデGIIにぶつけたれ、と。秋が深まり開催が進めばその分馬場も傷み、進路取りが明暗を分けるなどという「誤った解釈」「時代遅れの概念」に囚われていたわけです。
馬場造園課が手掛けたもの
東京競馬場はダービー・オークスという世代の最高峰のレースが実施される特別な競馬場です。ですので基本的に代替開催をJRAは考えていません。1年のうち最低限5月下旬の時期には府中で競馬が催されることになります。同じ競馬場で能力を図るからこそ世代比較ができるわけですが。
では馬場を弄っていないかと問われれば答えはノーです。三ヶ月もの期間レースが行われないのですから。芝の生育に支障のない夏季ですし、やろうと思えばなんでもできます。

上の図はJRAが公式に発表している芝コースの「馬場状態の定義」です。一見して東京競馬場だけが目立ちますよね。他の競馬場で不良馬場と判断される数値でも、府中では良馬場なのです。そして良馬場でなければ、稍重、重の定義から外れさえしなければ不良馬場と発表しても差し支えないことになります。この事実を私はつい先日まで確認していませんでした。
こうなっちゃうと重馬場の得手不得手とかどうでもよくなりますよね。馬柱を見る上でのファクターの一つを真っ向から否定するようなものですから。水さえ浮いてなければ見ても判りませんし。なので今秋も4回東京9日ではダートは不良でも芝は稍重止まりでした。重馬場というには4コーナーの数値が足りていない。

では4コーナーの馬場だけ水分を含みにくくなっているのかといえばそんなことはないでしょう( ´∀` )いくら競馬場が広いっつったってゴール前と4コーナー600mくらいしか離れてないんですから。雨が降りゃ等しく滲み混むんじゃないの、覆ったり吸い取ってたりしなければ。
という「疑念」すら生まれるわけです( ´∀` )いやホント何やってんだか見えません。住宅街よろしく監視カメラ定点カメラでも設置せんとね、不審者を暴けるかどうかはさておき証拠保全は必要かと( ´∀` )ってJRAの所有する土地にそんなものが置かれるはずもなく。
10月31日夜は土砂降りの雨でした。その中で仕事してたのでよーっく覚えてます。JRAの記録にも雨量29ミリとあります。でも翌朝の発表は芝稍重、ダート不良。芝コースはその日のうちに良馬場に回復しました。てか別に最初っから良発表でいーじゃんもう( ´∀` )
間違いなく言えるのは水分を含んだ良馬場だったということで、かつレースに差し支えないってことなんでしょうね。そして今週はといえば「芝生育のため」ずーっと散水を実施していたという( ´∀` )鉢植えに毎日水やる感じなんですかねー( ´∀` )そして今日は更に雨降りましたけど別にぃって感じですし( ´∀` )
まあ、主催者が良馬場っていうんなら、良馬場なんでしょう。良いことは素晴らしき哉。
レーティングとレースグレード
30ン年競馬をやってると、まぁ色んなことを覚えているもので、セオリーとかあるわけです。恐らくそーいうのもう時代遅れなんよ、ってことなんでしょうけれど。重馬場は重ハン買うなとか、減量狙えとか。あ、同じ意味か。イン失速外差し狙いとか、雨なら前残りとか、色々、諸々。
そーいうお気楽簡単単純馬券戦術が通用しないかもしれないわけで。時代はとっくに令和なんです罠( ´∀` )個人の経験則なんぞクソくらえ、AI予想で高配狙いが馬券の王道なんすかね( ´∀` )まあ馬場が変化しないなら想定のブレもないわけでもう馬券買う行為すらAIにお任せでえーやん( ´∀` )
それって何が楽しいの?
儲かれば楽しいし、損すればつまらないという、馬券競馬。どうせ買わずに観てるだけならトコトン観てやろうと。で、少し上がりのかかる外差しなのかなあ、と。そう判断したわけです。直線の長い函館、というイメージがなんとなく出来上がりました。インアウトの、ちょっと前目で捌く馬がええんとちゃうか、と。ハンデGIIだから自然と軽量馬に目が行くので、その裏を行ってやろうと。
こういう馬場だからこそ、実績馬を買ったろうと。高レーティングの高グレードレースを走った馬を。ジャスティンパレスだって走ったやん、と(こじつけ)。
パドックを観て、仕上がってると判断して、ローシャムパークの複勝を買いました。戦ってきた相手が違うと。トップハンデは実力の証だと。プーシャンが持ってきてくれると、三着までに。あとは知らん、と。
フジヤマケンザンの函館記念のような気分になりましたな( ´∀` )現地で馬券買って観てました。人は忘れた頃に同じ過ちを犯す。コンマ4差、12着。力負けではないかもしれないけれど、プーシャンがどれだけ追っても伸びるようには見えませんでしたね。ほろ苦( ´∀` )まぁ、ノドに曰く付きの馬を長い直線の府中で買わん罠( ´∀` )勝ち馬と同じ脚を使って大敗という、先週の戸崎がデジャヴ( ´∀` )
出馬表を見て最初に感じた、いくらフルゲートとはいえ差し馬ばっかだなあ、ってのが大事だったんですかねぇ。明日給料日ということで、投下金額控えめだったのがせめてもの救いです。
